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【決算分析】すかいらーくホールディングス 2019年12月期 Q2決算を読む

本日、すかいらーくのQ2決算が発表されました。確認してみましょう。

すかいらーく決算短信は結果に対する理由がキチンと書かれていて、好印象を持ちました。

ir.skylark.co.jp

損益計算書(Q1-Q2累計)

表と併せてIR中での説明も加えてみました。

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損益計算書(Q1-Q2累計)

外食産業ですので、人件費をどう抑えることができるかということがポイントと考えます。IRでは店舗数の増加や労働者待遇向上の結果として、

販売費及び一般管理費の売上高比率は前年同期比0.1%悪化

との説明があります。対策についてもコメントがあり、

店舗の作業負荷を軽減し従業員が働きやすく、働き続けやすい職場環境を構築し、デジタル化によるビジネス基盤の強化を図ることで生産性の向上を推進し、人件費の高騰に対応

と述べられていました。決算短信を読んでいると一般的には無機質な印象が強いのですが、すかいらーくの短信はこういったコメントや多数の注釈によって血が通っているように感じられます。

キャッシュフロー計算書(Q1-Q2累計)

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キャッシュフロー計算書(Q1-Q2累計)

営業キャッシュフローが昨年比倍程度の増加となっています。また、投資キャッシュフローについては、

新店・転換・リモデルの店舗投資を含む有形固定資産の取得による支出が17億33百万円増加 

 と説明があります。営業キャッシュフロー内で十分賄えている出費ではあるので、問題性は感じませんでした。