【決算分析】伊藤忠商事 2020年3月期 Q1決算を読む
なんだか決算専門ブログのような様相ですが、最近決算チェックがマイブームです。さっそく本題です。
損益計算書
ざっくりとですが、売上総利益が前年同期比で1.4倍、比例して販売費・一般管理費(+貸倒損失)も1.4倍、おまけに営業利益も1.4倍で文句なしではないでしょうか。
キャッシュフロー計算書
営業キャッシュフローの金額が投資キャッシュフローの金額を十分賄うことができています。読み替えると、「設備投資等に必要な投資金額はきちんとキャッシュで稼ぎ出せていますよ」といった具合でしょうか。
一方で財務キャッシュフローの金額が大きいことが気になります。IRでは、
配当金の支払及び自己株式の取得等
と要因が説明されています。4月~6月の「自己株式の取得状況に関するお知らせ」を追ってみると、
- 4月:総額約209億円分
- 5月:総額約402億円分
- 6月:総額約9億円分
総計約620億円分の自己株式を取得したことが確認できるため、一定の説明になっていると言えるのではないでしょうか。
商社同士で比較
最後に比較用に。