外資系IT企業社員、お金を考える

お金のこと、仕事のこと を考えていきます。

待遇向上を要求する話

ブログのタイトルの割に一切仕事について記載がありませんでしたので、書いてみます。

 

私はとある外資系IT企業で仕事をしています。日系だろうが外資だろうが、どの会社だろうがIT系はどんな部署に配属するかで忙しさが決まる印象があります。ちなみに私は基本的に忙しくありません。逆にソフトウェアの開発をされている部隊は常に締め切りがあり、間に合わないということが許さないのでとても忙しそうです。

 

外資系企業は待遇(というかストレートに給与)が良いという印象をお持ちの方も多いと思います。その説明だと△です。「外資系企業は(外から転職してきた方の)待遇が良い」という説明がより真実に近いと思っています。(注1.主観です) (注2.金融系は異次元なので当てはまらない方も多いと思います。)

 

理由は前職の給与水準を確認し、プラス◯パーセントの待遇を提示するといったことがされるからです。なので会社に入る時が大事で、中で何年やっているという部分は評価されにくい印象です。

 

そして、黙っていると満足していると思われます。いちいち向こうからやってきて、不満はないですかと聞いてもらえることは期待できません。なので、待遇の向上を主張していくことが大事だと思います。

 

怖いのが、会社に貢献していないのに生意気な奴だと見られるケースですね。他者からの評価に探りをいれながら、周りからも妥当だと言ってもらえるような要求をしなければいけないと思います。

 

さあ、吉とでるか、凶とでるか。お楽しみに。

 

 

 

【5大商社比較】各種指標で比べてみる

PERとPBRは2019/10/30付け
他は2019年3月期の数値
PER PBR 自己資本比率 ROE ROA
株価が一株当たりの純利益の何倍か 株価が一株当たりの純資産の何倍か (総資産-負債)/総資産 純利益/純資産 純利益/総資産
三菱商事 7.29 0.78 34.5 10.71 3.63
伊藤忠商事 6.88 1.19 29.1 17.86 5.34
三井物産 7.1 0.75 35.7 10.06 3.56
丸紅 5.54 0.7 29 12.32 3.37
住友商事 6.43 0.82 35 12.03 4.09

株の銘柄選択の基準は人それぞれだと思いますが、私は以下の順番で重視しています。

  1. 配当利回り
  2. PBR
  3. 営業キャッシュフロー

商社の各種指標を比べてみたいと思います。

 

まず、PER。PERについては同業他社と比較するくらいで、正直絶対値自体がどうのこうのという議論が私にはできません。○倍以下だと妥当とか妥当じゃないとか、個人的には直感的でない感じがします。

 

次にPBRについて。純資産は会社が解散した場合に株主に返されるお金の目安と考えています。一株あたりの純資産と株価を比べて、株価の方が小さい場合は解散価値より小さく株価が評価されていることになるので、直感的に買いの食指が動きます。現時点では丸紅のPBRが最も低く、注目しています。

 

5大商社は直近で赤字を垂れ流している訳ではないので、赤字によって純資産が毀損されているということもありません。それなのにPBRが低いのはどうしてなのでしょうか? 私には分かりません。

 

自己資本比率。高ければ高いだけ借金に頼っていないことになります。

 

ROE。純資産当たりの純利益なので、自己資本比率が大きくことなる会社同士をそのまま比べてしまうとフェアでない気がします。極端な話、たくさん借金をして純資産が小さければ分母が小さくなるので、ROEも大きくなりますので。

 

ROA。総資産あたりの純利益なので、直接比較するのであればROEよりフェアな気がします。ただ規模の大きな会社と小さな会社は資産運用効率の難しさは全くことなるだろうとは思いますが。

 

 

全然商社の比較になっていませんね。冒頭の表だけでも見て頂ければ嬉しいです。

【決算分析】オリックス 2019年3月期 【貸借対照表】

オリックスが投資対象として気になっているので、決算分析してみることにしました。一息にやると骨が折れるので、まずは貸借対照表からチェックです。

 

www.orix.co.jp

本当はIRから直接読み取れるとカッコイイ(?)のですが、まだ難しいのでサマリしてあるサイトを参照しました。

www.ullet.com

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2019/3/31 オリックス 貸借対照表 (単位:100万円)

ものすごく見づらいですね。次回までに改善します。

 

以下がチェックポイントでした。

  1. 負債と純資産のバランス
  2. 流動資産と流動負債のバランス
  3. 固定資産と純資産のバランス

 

■負債と純資産

おおよそ負債が75%、純資産が25%となっています。銀行系も負債が大きく自己資本比率が低い形なので似たタイプとなっています。

 

流動資産と流動負債

流動資産(=現預金等)が流動負債の25%となっています。これも銀行と似た特徴です。

 

オリックスはレンタカーのイメージが世間的には強いと思うのですが、実体は金融事業者と言ってよいのかも知れません。

 

■固定資産と純資産

純資産>固定資産となっています。固定資産は現金化に時間がかかってしまう資産なので、いざという時のために返済義務のない純資産でまかなえていると安全だと考えることができます。

 

決算の分析力を上げたくなった話


 

貸借対照表という漢字すら読めなかった私が、”世界一わかりやすい財務諸表の授業”を読んだことで、財務諸表各種、とくに貸借対照表損益計算書の作成方法のABCを理解することができました。

 

smktkn.hatenablog.com

 いわば初心者編に相当する本でしたので、財務諸表をもう少しだけ深く理解し、決算分析に役立てたいという考えが出てきました。そこで次のステップの初級者編に相当する本を探していました。初心者と中級者の間となる初級者向けの物がなかなか見つけられずにいたのですが、"一生モノのファイナンス入門"という本を発見しました。

 

決算分析力の向上に向けて、(抽象的な)概念理解中心の勉強から具体的例の分析の勉強にシフトしていくことが良いのではないかと考えています。この本は”世界一わかりやすい財務諸表の授業”よりも実際の企業の財務諸表を参照するケースが多く、しかし終始しているわけでもなく、自分のレベルに合っていると感じました。

 

これまでの決算分析に貸借対照表の分析は取り入れていなかったのですが、本から得た知見を今後は活かしていきたいと思います。以下抜粋です。

チェックポイント① 負債と純資産のバランスを見る

チェックポイント② 流動資産と流動負債のバランスを見る

チェックポイント③ 固定資産を純資産でまかなえているかどうかを確認する

 

【決算分析】すかいらーくホールディングス 2019年12月期 Q2決算を読む

本日、すかいらーくのQ2決算が発表されました。確認してみましょう。

すかいらーく決算短信は結果に対する理由がキチンと書かれていて、好印象を持ちました。

ir.skylark.co.jp

損益計算書(Q1-Q2累計)

表と併せてIR中での説明も加えてみました。

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損益計算書(Q1-Q2累計)

外食産業ですので、人件費をどう抑えることができるかということがポイントと考えます。IRでは店舗数の増加や労働者待遇向上の結果として、

販売費及び一般管理費の売上高比率は前年同期比0.1%悪化

との説明があります。対策についてもコメントがあり、

店舗の作業負荷を軽減し従業員が働きやすく、働き続けやすい職場環境を構築し、デジタル化によるビジネス基盤の強化を図ることで生産性の向上を推進し、人件費の高騰に対応

と述べられていました。決算短信を読んでいると一般的には無機質な印象が強いのですが、すかいらーくの短信はこういったコメントや多数の注釈によって血が通っているように感じられます。

キャッシュフロー計算書(Q1-Q2累計)

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キャッシュフロー計算書(Q1-Q2累計)

営業キャッシュフローが昨年比倍程度の増加となっています。また、投資キャッシュフローについては、

新店・転換・リモデルの店舗投資を含む有形固定資産の取得による支出が17億33百万円増加 

 と説明があります。営業キャッシュフロー内で十分賄えている出費ではあるので、問題性は感じませんでした。

【決算分析】クックパッド 2019年12月期 Q2決算を読む

おおよそ1週間前にQ1決算内容をチェックしたクックパッドですが、8/9にQ2決算のIRが出ました。確認してみましょう。

 

smktkn.hatenablog.com

損益計算書

IRとの申し訳程度の差分としてQ1分の数字も併せて載せることにします。

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クックパッド 2019年度Q1-Q2

前年Q2と比較すると、売上収益が1億2千万程減少、さらに販売費・一般管理費が3億7千万程増加しています。Q1との比較で営業利益が50%程度に落ち込んでしまっていることもあって心配です。

キャッシュフロー計算書(Q1,Q2合算)

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キャッシュフロー計算書(Q1-Q2累計)

Q1単独より状況は改善していますが、未だに営業キャッシュフローで投資キャッシュフローを賄うことができていません。

 

明日の株価が心配なところです。