JREITの利回りが気になる話
コロナウィルスの影響でJREITの価格が軒並み大幅に下落し、利回りが上がりました。特にホテル系のREITは利回り10%を超えるにわかに信じがたい物も出ています。ただ注意しなければならないのは、業績予想や分配金予想を未定に変更しているものも多くこれまでの実績から計算する利回りはあまり意味がある数字ではないという点でしょうか。
利回りの情報は↓を好んでよく確認しています。
物流施設主体型のリートは下落後に急速に値段を戻しています。インターネット通販の登場で小売店の業績がうんぬんと言われて久しいと思いますが、インターネット通販だろうと店舗だろうと、商品はどこかに保管しなければならないことに変わりはありませんので、物流施設に大きな期待が寄せられている状況は自然に感じます。
私はというと、格付けでAA格(AA-以上)がついているものを選好して拾っています。格付けが充てになるのかという点についてはリーマンショックによって闇がバラされてしまったのですが、日銀の買い入れ対象になるという意味では安心感があるからです。
その他の注目ポイントとしては固定賃料、変動賃料の配分でしょうか。コロナの影響を加味して変動賃料を0として計算してみることで、少なくとも直近の業績はどのようになるのか予想ができるように思います。(この事態が長引けば固定賃料の部分にもメスが入る可能性はありますが、、)
JREITの魅力的な点は利益の9割は分配金に回されるため、業績が悪化したとしてもいきなり無配ということにはなりずらいところです。
しばらくは発表される各社の業績を見守りたいと思います。