IRの財務諸表を理解したくなったお話
タイトルの通りではあるのですが、株をやっていると企業の決算発表が気になりますよね。私も気になって見ようとしてはいたものの、"売上総利益"、"営業利益"、"経常利益"などそもそも用語自体が分からず、またいちいち調べながら読むのもハードルが高いのでうまく情報が得られないということを繰り返していました。
もっと言うと、"貸借対照表"という漢字も読めていませんでした。("ちんしゃくたいしょうひょう"だと思っていました。)
悔しかったので、"世界一わかりやすい財務諸表の授業"という本を買って読んでみました。以下に良かった点を端的に。
- 基礎知識の反復復習が非常に充実している
貸借対照表の貸方(右側)+損益計算書の貸方=貸借対照表の借方(左側)+損益計算書の借方
となっていることを確認する作業があるのですが、この本を通して終始記載があります。貸方が表の右側、借方が表の左側ということも特に序盤は何度も記載があって嫌でも覚えられます。 - 電卓、紙、鉛筆が要らない
これも大きいと思います。計算の過程で表のどの数字がなぜどのように変化したのか毎回毎回記載があります。従って、自分で紙に書いて計算してみないと置いてけぼりということが発生しません。
財務諸表に対してある程度知識がある方には少し物足りないのかも知れませんが、これからスタートという方には良い本でした。